BKシ-ドレス

本種は(国立大学法人)九州大学が「マスカットベーリーA」に「巨峰」を交配し、未熟種子を人工培養して作出した3倍体の種なし品種である(種苗登録 第20373号)。果皮はやや厚い紫黒色で、ジベレリン処理により果粒は10~16gになり、裂果はほとんどない。肉質は歯ごたえのある崩壊性で完熟すると22~25度に達し、非常に高い糖度になる。酸度は低い。ベーリーAと巨峰の味を混ぜたような独特の食味である。熟期は九州で8月中旬。種なしのため、レーズン、ジャム、シャーベットなどの加工用としても期待できる。巨峰より棚持ちがよく、2か月間くらい保つが、後期には脱粒しやすくなるので密着房にすべきである。樹勢は両親より強く、旺盛であるが、花穂の着生が良好であり、短梢栽培に適す。ジベレリン処理は満開~満開3日後、及び満開10日~15日後にそれぞれ50ppmで行う。また満開後100ppmで一回処理を検討中とのこと。果房は上下を落とし7~8段に整形し、巨峰に似た房形になるよう摘粒する。はなはだ豊産で、着色もいい期待品種である。

フリー台1本 4,320円
(税別4,000円)